MAツールとは

MAツールとは、マーケティングオートメーションツールの略で、収益の向上を目的としたマーケティング活動を自動化する働きがあります。

新規顧客の獲得や見込み顧客一人ひとりの興味に合わせ、コミュニケーションを取ることが可能です。

さらに、顧客開拓を仕組み化することで、効率化を図り、営業やマーケティング部門の生産性の向上が見込めるようになります。

また、BtoB向けのMAツールとBtoC向けのMAツールがあり、顧客が個人なのか、法人なのか用途別で使い分けることが大切になります。

MAツールの使い方

MAツールの使い方ですが、まずは自社がどのような顧客を対象にしているか、どのような情報を、どのような手法を使って受注していくのか、を考える必要があります。

自社の製品やサービスにはどのような強みを持っているのか、ターゲットにする顧客が求めているものはなにかを知ることが大切です。

次に、MAツールを運用していくにあたっての基本的なルールを設定します。

最初から難しい運用方法、特に商談管理システムなどとの連携は行わないことがおすすめです。

そして、見込み度の高い顧客情報については、メールやCSVファイルなどの形で、営業部と連携を取ります。

次にコンテンツマーケティングのシナリオの企画を練りましょう。

オウンドメディアやブログを通じた集客施策やリード情報獲得のための登録フォームの設計、見込み客育成に必要な顧客の商品サービス認知から購入までの流れに沿ったコンテンツマーケティングの配信シナリオ設計を行います。

このコンテンツマーケティングを企画することで、ウェブサイト上で見込み客情報を獲得することが可能です。

シナリオの企画が設計できたら、次にコンテンツを制作します。

ブログ記事やダウンロード用のコンテンツ、メールの配信などのコンテンツを制作しましょう。

ここのコンテンツ制作では、手間はもちろん、コンテンツ制作には資金がかかってくるため、慎重に制作するように心がけましょう。

自社にとって大切、もっとも重要となる顧客セグメントは誰なのか、その顧客に興味をもってもらうこと、自社の強みは何なのか、競合他社との違い、投資するに値する商品やサービスであることを顧客に理解してもらう必要があります。

コンテンツが制作できたら、配信するシナリオの設定をします。

企画したシナリオをMAツールで実行するために、配信シナリオを設定しましょう。

ここで一般的なMAツールより高機能なMAツールを導入すると、設定も複雑になり、かえって、設定が難しくなる可能性があります。

最初に導入するにあたっては簡単に導入できるよう、一般的で設定も簡単なMAツールを導入することがおすすめです。

おすすめのMAツール

MAツールを選ぶにあたって、

  • BtoB向けなのか、BtoC向けなのか
  • CRMやSFAシステムと連携ができるか
  • 対応チャネルが豊富か
  • 必要な機能が搭載されているかどうか

これらを確認する必要があります。

ここでは必ず、自社が必要としているものが搭載されているMAツールを選ぶようにしましょう。

ここからは、BtoB向け、BtoC向けでおすすめのMAツールを5つずつ紹介します。

BtoB向け

1.Adobe Marketo Engage


画像元:https://jp.marketo.com/

Adobe Marketo Engageは1つのカレンダーでマーケティング活動を計画から調整、共有をできるため、マーケティングROIの測定・算定が簡単にできます。

業種や業界、会社の規模問わず、利用することが可能なため、全世界で利用されており、このAdobe Marketo Engageを導入している企業は5,000社を超えるほど人気のMAツールです。

2.Pardot

画像元:https://www.salesforce.com/jp/products/pardot/overview/

Pardotは、どのユーザーが、何に、どのくらい興味があるのかを可視化することが可能です。

また、ターゲットに合わせたフォローとコンテンツの提供もすることができるため、顧客ごとに最適なアプローチが可能となります。

営業やマーケティングの連携がスムーズに行えるようになり、効率化を図ることができます。

セールスフォースとのシームレスな連携も可能です。

3.ホットプロファイル


画像元:https://www.hammock.jp/hpr/landing/202010cm.html?gclid=Cj0KCQiA0eOPBhCGARIsAFIwTs7vNXngS8JfMidILD5_7OCfF1l99-H9ov8Qte0EQ_NoZT3KqGgNSPgaAuWyEALw_wcB

ホットファイルは、クラウド上で名刺、顧客情報を管理し、営業を支援して売り上げを向上させます。

購買意欲の高い顧客や興味を示している企業に対して、優先順位をつけ、コミュニケーションを取ることが可能です。

顧客の興味を把握し、顧客情報を集約、管理、活用し、営業活動の効率化、生産性の向上が見込めます。

4.List Finder

画像元:https://promote.list-finder.jp/

List Finderは日本で制作されたMAツールで、上場企業で導入する企業が多く、導入する企業は1600社以上の企業がこのList Finderを導入しています。

顧客情報の集約から情報発信、アプローチまで簡単に行うことが可能です。

使いこなすことが不安な方には個別相談会も実施しているため、わからないことも気軽に相談することができるサービスが整っています。

5.SATORI

画像元:https://satori.marketing/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=S01.General&utm_content=01.MA&dmai=a5c884b9431adb&argument=xpSz9xXb&yclid=YSS.1000421527.EAIaIQobChMI3MX036Pe9QIVBDdgCh3ABQMIEAAYASAAEgLfV_D_BwE

SATORIは、基本的なMAツールの機能はもちろん、DMPとして集客できる機能やポップアップで訴求するメール以外でも顧客にメッセージを送れる機能が備えられています。

また、使いやすいUIで、匿名の見込み顧客にもアプローチできる点がSATORIの特徴です。

BtoC向け

1.b→dash


画像元:https://bdash-marketing.com/

b→dashは、独自のデータ統合基盤により、データを一元管理することが可能です。

b→dashでは業界初のデータ統合テクノロジー「Data Palette」により、プログラミングの知識が皆無の方でも簡単に使用することができます。

また、マーケティングのプロセス上の細かい顧客情報まで共有することができるため、顧客一人ひとりに最適化されたマーケティングを行うことが可能です。

2.MOTENASU

画像元:https://motenasu.info/

MOTENASUでは、他社のMAツールではオンラインが中心のサービスに対して、独自技術のシステムで、顧客のニーズに合わせたDMや配布物をといった配布物発注システムが優位点として挙げられます。

オンライン・オフラインを融合させたマーケティングを行いたい企業にとってMOTENASUはおすすめできるMAツールです。

3.SHANON MARKETING PLATFORM

画像元:https://www.shanon.co.jp/

SHANON MARKETING PLATFORMはリードの行動履歴に基づき、メールやWebパーソナライズ、DMなどのシナリオの設計で、購買意欲を高められる施策を自動で行うというメリットがあります。

また、初心者でも電話対応などの手厚いサポートが整っているため、始めてMAツールを導入する企業にとってもおすすめできるでしょう。

4.Aim Star

画像元:https://www.supreme-system.com/product/aimstar/

Aim Starは競合他社と比較して、データ分析を強みに持つMAツールです。

分析・ターゲティング機能は100種類を超え複雑に思うかもしれませんが、統計・解析に詳しくない方でも専用テンプレートを使用することで簡単に複雑な分析やターゲティングができるようになります。

5.Probance

画像元:https://www.probance.jp/

Probanceは顧客一人ひとりの行動傾向や趣向などに合わせた的確なコミュニケーションを行うことに長けているMAツールです。

メールやLINE、SMS、コールセンターなどさまざまなチャネルにも対応していることが魅力です。

MAツールの評判

MAツールを実際に使用している方々の評判ですが、ネット上のコメントを一部抜粋して紹介します。

「メール配信やイベント集客、お問合せフォームの作成、ランディングページの作成など自社で内製化できるようになったのは大きなメリットです。ただ、できるようになるまでに相当な時間がかかりました。」

「セールスフォースを利用しているのですぐに連携できます。マーケティングと営業を効率化するのに適したサービスです。MAツールとしての機能が揃っているのでこれ一つで完結できます。」

このようにMAツールを導入することで効率化することができたというコメントが多く見られました。

MAツールのまとめ

この記事では、

  • MAツールとは
  • MAツールの使い方
  • おすすめのMAツール
  • MAツールの評判

について紹介しました。

MAツールを導入する会社が増え続けている一方で、今まで以上の便利機能や効率化することができる機能を備えたMAツールも増え続けています。

今回おすすめしたMAツールの他にもさまざまな機能を備えたMAツールなどもあるため、導入を迷われている方、企業の方は、一度自社の強みを洗い出し、その強みを活かすことができるMAツールを使用することを検討してみてはいかがでしょうか。

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